モレスキンについて

Fenderと並んで自分がコミットできるブランドになりました。

モレスキンを知っている人は、恐らく少数だろうからざっくり説明。
モレスキンはかつてフランスで製造されていた、「伝説的ノート」で、ゴッホピカソヘミングウェイが愛用していたらしい。一度製造が途切れたらしいが、97年に復活し、現代のスタイルに合わせた製品が作られている。どうやら旅、創造、ノマドがキーワードらしい。詳しくはホームページ見て下さい。

自分がモレスキンを知るきっかけとなったのは、どこだか忘れたけど、普段読んでるサイトで特集みたいなのをやっていたのを読んだこと。記事を読んで、ブランドヒストリー、ノート自体の作り込み、雰囲気に惹かれた。
記事を読んだ後しばらくしてからある時突然モレスキンが欲しくなって、3ヶ月ほど散々悩んで、今年の1月末に一番スタンダードなルールドポケットを購入した。
なんでそんなに悩んだのかっていうと、驚く事なかれ、このノート1冊で3000円近くするんですヨ。


結果的に、モレスキンは本当に買って良かったと思ってる。
ノートには使い始めてからずっと毎日の記録(日記ってやつ?)を雑多に書き込んでるけど、途中でやめることなく、今でも記録を続けている。なんというか、ノートを使いたくてしょうがなくなるのだ。何かノートに書くことはないか、今日やったことは何か、ってことを意識して毎日過ごすようになってから、日常生活の充実感が一層増したように感じる。モレスキンに書くためにわざわざ何かをすることはないけど、今まで通り生活していても、意外と書くことってあるなあって気付いた。

モレスキンを使う前はノートに3000円ってアホちゃうん?って思ってたけど、使ってみて思う、3000円の価値はあるよ。
昔、初めて10000円オーバーのヘッドホンを買った時のことを思い出した。買うまではヘッドホンにお金をかけるなんてこと考えてもいなかったのに、いざ使ってみると、もう10000円以下のヘッドホンをヘッドホンと思えなくなってしまっていた。今使ってるのはRS-1っていう買った時8万くらいしたやつだし。
その時の意識の変化に近いものをモレスキンで再び感じた。ノートって3000円くらいして当たり前でしょ?みたいな感じ。俺が金持ちだからじゃないですよ。俺はビンボーです。



そんですっかりハマってしまい、バッグも注文し、昨日届いたというわけだ。バッグってふらっとテキトーな店に入って、そこに売ってたバッグの中でよさそうなものを何となく買っていたんだけど、「何が何でもこれが欲しいんじゃい!」と思って買った初めてのバッグになった。

モレスキンってブランドに対する意味づけ、イメージ作りがすごく上手いなあと思う。ノート自体の質感とストーリーが形成するブランドイメージがすごくわかりやすいし、共感できる。モレスキンには使いたくなる不思議な魅力があるんだよね。

余談だけど、モレスキンと同じ物を日本のメーカーが作ると、きっと今の半額以下の値段で売ってしまうのだろう、とか思った。もったいないよね。ブランドとは何かっていうことについて、モレスキンを通じて考えさせられた。

なんかべた褒めで胡散臭い感じになっちゃったけど、このへんでおわりっ。

モレスキン愛する人が増えることを願って。