投票は無意味です。そして、無意味でした。

2014年12月14日に行われた解散総選挙は、想像通り自民党の圧勝に終わった。投票率は、過去最低だった前回の選挙をさらに下回り、最低記録を更新した。

有権者の関心高まらず…投票率最低 - 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news/20141215-OYT1T50118.html?from=ycont_top_txt

今回の選挙で日本が掲げていたとあるタテマエが崩れ去った。そして、誰もが気付い(てしまっ)た。

投票に意味はない。
何故ならば、日本の政治は、ずっと昔から自民党一党独裁だからだ。

民主党自民党劣化コピーでしかないことが既にわかっている。民主党が政権を取って、結局ボロボロだったために、自民党以外の選択肢を考える人はいなくなった。他の泡沫政党も、所詮は政局の流れで生まれたものか、宗教団体しかない(共産党は違うかも)。
自民党がテレビに圧力をかけて情報統制していたり(それでもネトウヨは、マスコミは悪だと信じているが…)、アベノミクスが国民の生活を貧しくしていても、我々日本国民に選択肢はない。今自民党を「積極的に」支持しているのは、老人かネトウヨか、株で儲けた人くらいであろう。

国民には、そもそも「お上」に逆らう権利も、意識も無い。日本史を紐解いても、民衆がお上に影響を及ぼしたことはない。一揆は起きても革命は起きない。お上が民衆の意見を聞くこともない。ただ、粛々と決まりに従い、意見も文句も言わず生きるのが日本民族の美徳である。

日本において、民主主義は幻想でしかない。選挙は、日本国民一人一人の意思など無価値であると認識させるためにあるのである。
安部総理の掲げた「この道しかない」は、安部総理自身がその事実を誰よりも知っているということなのだろう。日本国民には、選択肢などない。

それでも選挙するというのなら、自民党に賛成か反対かという二択にすればいい。そうすれば自民党の固定票以外も入りやすくなるだろう。