アナログノートとデジタルノート

今日、ノート活用術みたいな本を読んだ。何だかいろいろ書いていったけど、正直言って実践する気にはなれなかった。代わりに自分なりにノートの使い方をアナログ(紙)とデジタル(PC,スマホetc)で定義してみた。超簡単に言っちゃえば

アナログ→ぼんやり
デジタル→はっきり だ。

どういうことかって言うと、アナログは細かい情報や、思いついたアイデアを書きだして、それらを感覚的につなぎ合わせたりして、考えを詰めていくのに適している。あと、議事録(講義ノート)とかも、線で事柄をつなげたり、丸で囲ったりといったことが簡単にできる。
つまり、まだ完全に固まっていない事柄についてまとめるのにはアナログのほうがいいということだ。

一方、デジタルはスケジュールやTodoの管理、アナログで詰めたアイデアのまとめみたいに、もう決まっていることを書くのに適している。スケジュールもTodoも文字数は短く、件数が多くなりがちなので、一覧のしやすいデジタルの方がいいと思う。スケジュールは、アナログだとスペースの制約があるし、Todoはいちいち書いたり消したりしてたら見栄えが悪い。
イデアのまとめについては、図をバリバリに使ってるとデジタルじゃないほうがいいのかも。論文や報告書の場合、最近はちゃんとした文書はワードとかで作らなきゃいけないから選択の余地はないのだけれど。

一覧のしやすさっていう観点からすると、ちょっとした考えやアイデアはデジタルでまとめたのほうがいいように思える。Evernoteとかにまとめておけば、後でざっと見直しやすくなる。
ただ、いざアイデアを詰めたりするときはアナログでやるので、デジタルでまとめていると、一度アナログに書きなおさなければいけない。これはちょっとめんどい。
小さなメモ帳とかに書きためておけば、一覧のしやすさは落ちるが、アイデアを詰めるときにメモ帳を貼りつければ、わざわざアナログに変換する手間は省ける。

このどっちとも言えない領域をどうするかが非常に悩ましい。デジタルとアナログの境界線は人によって異なるのだろうが…

そんなわけでこういう〜術っていう本ってあまり身にならないなーとか思った。読む時間があったらもっと別な有意義な本を読むか、その時間を使って自分なりのやり方を考えたほうがいいんじゃないかなあ。あ、でもこういう考えのきっかけを作ってくれたから、あながち無駄ってわけでもないのかな。