LINE6 POD HDを買った

はいはい、ステマステマ。そんなヤジが飛んできそうな新年初エントリー。もう少し時期を考えたほうが良かったかな?まあ大丈夫だよね。
論文の締め切りが近づいてたり、就活が本格化してきたりで、更新する習慣がなかなかつかない。週1回以上は更新したいとは思ってる。

今までは宅録用のアンプシミュレーターとしてVOXのTonelabSTを使ってた。1万円台でバラエティ豊かな音が出せるので、いい買い物したなーとか思っていたわけですが、最近音に不満が出てきていたので、宅録の定番とどこかで言われているかもしれないPODシリーズが欲しいなあとか思っていた。
去年の末に(21)になったが、まだお年玉がもらえたので、そのお金で比較的最近に出た、音のリアルさが増したという売り文句のPOD HDを購入した。新年から4万円使っちまったよ…
到着しての第一印象は「デカイ」だった。届いた時の箱がそもそもデカイ。間違えてフロアタイプのが届いたのかと思った。POD HD本体も想像よりも2回りくらいの大きさだった。
iPadが小さく見える…

早速音作り開始。初めからアンプシミュレーターとしてのみ使用する気だったので、エフェクターは全部OFF。
クリーンチャンネルはFenderDeluxeReverbを選択。ツインリバーブだと音のヌケが悪くなってしまったのでこっちを選んだ。Tonelabのような「おもちゃっぽさ」のない、結構いい感じの音になった。
ダーティーチャンネルはMarshallのJCM800とVOX AC15のデュアルトーンで作成。これがすごく良い感じ。JCM800は高音が強くて、いかにもロックな音だけど、そこにAC15を絡めることによって太くて落ち着いた感じのトーンになる。2つのアンプの音量バランスを調整してた時、ここだ、っていうポイントがはっきりとわかったのが面白かった。そこを外すと、音がこもるか、荒れる。

驚いたことに、アンプとキャビネットの選択だけじゃなくて、アンプの音を拾うマイクの種類まで選べる。これ次第で同じセッティングでも音はかなり変わる。キャビネットでも音は結構変わってたのに、マイクまでモデリングしてあるから実際出せる音のバリエーションは、アンプの数よりもだいぶ多いと思う。
POD HDのモデリングアンプは少数精鋭なようで種類は少ない。本当に代表的なものしか入っていないので、それが不満だと感じる人もいるのだろうが、自分の場合は狙いのアンプがちゃんと入っていたので問題なかった。音のバリエーションが豊富といっても、自分の欲しいアンプが入ってないと買う気が失せるもんね。

実際にレコーディングしてみたけど、ほんとに別世界だった。Tonelabを使ってた時は、ギターの音がチープで、そのせいか妙に浮いた感じになっていたが、POD HDはすごく自然に聴こえる。リバーブとかかけなくても結構いけそう。なんていうか、「宅録でやってます」感がだいぶ和らいだ。

そんなわけで、新年初めの高い買い物の首尾は上々だった。さすがに有名なシリーズは違うなと思う。とはいっても、やっぱり本物のアンプには到底かなわない。本物のアンプは全身で音を受けるから気持ちいいんだよね。家で手軽にこの音を出せるのはすごいことだけど。
4万円分の価値はきっとあるんだと思うよ。というか、もう徹底的に使い倒して、10万円分以上働いてもらおうw